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名も無き物語

短編 俺の誕生日

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俺とお前は親友。
仲の良い親友。
同い年だし、話も合うし、俺が出す濃いネタだってちゃんと拾ってくれる、俺の大事な親友。
お前は親友であって、戦友でもある。
――って、こんなどうでもいい事より話進めるか。

俺達は仕事も同じ。
一緒に仕事はあんまりしないけど、同じ仕事をしてる。
当時、俺と同い年で同じ仕事してる奴がいなかったから、お前と会えてすっげー嬉しかった。
毎日だってお前んち行ったし、帰れって言われてもいた。
だって俺、お前の事が好きだから。
初めて受けの仕事をもらった時、お前とヤって仕事に挑んだ。
あの日から俺達は付き合いだした。
毎日会ってゲームしたり、ゲームしたりした。
でも、そんなお前から急にゲームしようって言わなくなった。
指定した日に会えないなんて事も多くなった。
つーか俺もそれやって何回も喧嘩したし。
そんなある晴れた日の事。
親友とゲームの事についてメールし終わった後の事だった。
あいつからメールが来て見てみる。
あ、待ち受けが親友だって事はわかるよな?
『今度マナが行きたい場所に連れて行ってやるよ。何処行きたい?』
マナと聞いてすぐにわかった。
最近親友はマナと言う女の子と仕事で共演して、仲が良いのを。
こいつらが、付き合ってるって事。
俺はそのマナのフリしてメールを送った。
普通に何処かに行きたいって。
送った相手が俺だってすぐにバレると思ったけど――
『わかった。今度の休みが合った時に絶対に連れて行くから。 マナ、愛してる』
そんな親友の返事を見てショックだった。
お前、俺と付き合うか?って言ったじゃん。
俺だけだって、ベッドの上で何回も言ったじゃん。
「なんだよそれ」
俺はしばらくショックでそのまま立ち尽くしてた。
それからすぐに俺が返信したってバレた。
だってさ、俺悪くないからな。
間違えて返信したお前が悪くないからな。
「ってわけで、俺――あの子と付き合うわ」
「え、なんだよ…それ」
「つーか、普通に考えて男同士ってないだろ」
「じゃあなんであの時、俺を抱いたんだよ…?」
わかってる。
仕事に支障が出るから、協力してやる。
お前はそう言った。
「お前が仕事に支障が出るって言ったから手伝ったんだよ。だから、今から俺達の関係はただの親友に戻るからな」
「ま、待てよ――」
「じゃあな。前みたいにゲームばっか出来ないから」
「待てって――」
お前は、俺に背を向ける。
「待てって、おい!!」
お前は一度も振り返らないで俺の前からいなくなる。
――なんだよ、それ。
それはないだろ。
「待ってくれよ……」
――それからあいつは、マナちゃんと結婚した。
結婚して幸せそうなあいつの姿を見て、俺の見た事ないあいつの姿を見て、俺はどうすればいいのかわからなかった。
俺達はただの親友。
ただの仕事仲間。
仕事の中でだけ、たまにお前と恋人になれる。
なぁ、俺のお前への想いをこの声に乗せるから。
俺の声を聞いてくれよ。
なぁ、俺の声――届いてるか?
俺、今日で32になったぞ。
お前と出会って、毎日が楽しかったんだ。
俺さ――
まだお前の事が好きなんだ――






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